M&A用語集
環境DD
環境デューデリジェンス。M&Aの対象となる会社が保有する不動産の建物環境リスク、または土壌環境リスクなど各種環境問題を調査することをいう。売買対象物件の価値を正確に評価する上で重要である。土壌汚染リスクの高い業種では、トピックとなる場合がある。環境DDの範囲としては土壌汚染に限らず、大気汚染・水環境などの環境汚染リスクが挙げられる。古い工場を有する場合には、アスベストやPCB(ポリ塩化ビフェニル)といった物質が使われている可能性がある。問題が見つかった場合には、汚染に対応するためにM&A後、多額の費用と時間を要する可能性、スキーム変更の可能性があり、重要な調査といえる。土壌汚染関する調査の場合、書面によるリスク分析、対象として特定した土壌表面の調査、汚染が認識されればボーリングによる調査を実施することになる。