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ポイズンピル

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毒薬条項ともいう。もともとアメリカで使われていた用語。敵対的買収防衛策のひとつで、敵対的買収者が一定の議決権割合を取得した時点で、時価以下で新株を購入できる新株予約権(ライツ)を既存株主に対して予め発行しておく(もしくは敵対的買収が現れた場合にはそうすることを表明しておく)方法のこと。敵対的買収をかけられた場合に、時価以下で新株を発行することで買収者の持ち株比率及び株式価値を低下させるというもの。このような仕組みは「ライツプラン」ともいう。買収費用が多くかかるように見せかけ、予め敵対的買収者の買収意欲を削ぐ目的で導入されるまた、ポイズンピルは敵対的買収が一定の水準まで達した際に自動的に発動できるため、あらかじめ設定しておけば抑止力としても効果的である。

敵対的買収を実際に受けたのち、対抗策としてポイズンピルを行うことは現経営陣による保身行為として原則、認められない。認められるのは、グリーンメールや買収対象会社の資産売却などの短期投機目的である投資が明らかな場合に限られる。

ポイズンビルは株主を巻き込む、かなり強引な手段であり、もしも株主がポイズンピルの発動で不利益を被ると判断した場合には、株主が新株発行の差し止めを請求する可能性もある。

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