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パックマンディフェンス

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敵対的買収対抗策のひとつの戦略で、敵対的買収を仕掛けられた企業が、逆に買収者に対して買収を仕掛けるという手法。ただし、このやり方は必要のない買収を行う点で既存株主の理解を得られるのか問題も残る。他には買収者が個人や未公開企業の場合にはまったく機能しないというデメリットも生じる。ポイズンピルやゴールデンパラシュート等の手法とは異なり、敵対的買収を仕掛けられた時点で対策し始める。また、買収者はパックマンディフェンスへの対応で疲弊してしまい、自らが第三者の買収の対象になる可能性も出てくる。したがって、パックマンディフェンスは双方にとって非常にリスクが高い防衛手法である。日本でパックマンディフェンスを実行する際には、敵対的買収者の全株式のうち25%超の取得を目指す。

パックマンディフェンスという名称の由来は、日本生まれの世界的人気ゲームが由来。パックマンディフェンスは、1980年代にアメリカで多用されていた買収防衛策で、その当時テレビゲーム「パックマン」が流行していた。買収相手を逆に買収する姿が、パックマンが敵を飲み込む姿に類似していたことが由来。

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